インストール先がインターネット上のサーバーですと、安易にポートを空けるのは危険です。
ですので、Tomcat のインストールでファイアウォールを開けませんでしたが、どうしても検証したい場合は
Tera Term の SSHポート転送 を使うと安全に確認が出来ます。
Tomcat のデフォルトの接続ポートは 8080 です。
インターネット上でポートを開けるとその瞬間から危険にさらされます。
ですので、ポートを開けずに VPN 等を使って間接的に接続する方法を考えましょう。
VPN はそれ自体を準備するのが大変です。
ここでは、もっと簡単に openSSH のポート転送機能を使って実現します。
仕組みは下図のようになります。SSHの中を別のプロトコル(http)が通る事から、TCPトンネルと言う場合もあります。
Tera Term でサーバーに接続している際に Tera Term の「設定」「SSHポート転送」で下記のように設定します。
ローカルのポート番号 8081 は使われていなければ何でも良いです。
この後、ブラウザから
http://localhost:8081/manager/
で接続すると、サーバーの Tomcat が正常に動いていれば、マネージャアプリに接続できます。
なお、マネージャアプリを使うにはユーザーの設定が必要です。
conf/tomcat-users.xml の「admin」にパスワードを設定して下さい。
ユーザーとパスワードが尋ねられるので正しく入力すると、マネージャ画面が表示されます。
なお、Tomcat 8 以降からマネージャアプリは、リモートからの接続では機能しないようになりました。
たとえば、サーバーの 8080 ポートを開けてPCから接続しても、そのままでは動きません。
localhost からの接続のみでしか機能しないようにアクセス制限されています。
設定を変更すれば従来通り使えますが、それだけマネージャアプリは危険性がるという事でもあります。
ちなみに、マネージャアプリは便利かもしれませんが必要なものでは無いので、運用する際はアプリ自体を削除する事をお勧めします。
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