JSPで行こう!

JSPの環境構築

馬の放牧

 JSP の動作する環境を作ります。
おおまかな手順になります。

構築手順

以下のような順で行っていきます。

  1. JDK のインストール
  2. Tomcat のインストール
  3. Apache のインストール
  4. PostgreSQL のインストール
  5. アプリケーションの設定

Linuxで動かす

 インターネット上で公開しようとするとセキュリティや運用コストを考えると Linux系のOSを選択する場合が多いと思います。
LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)だとレンタルサーバーでも良いのですが、今回のように自分で構築する場合は、
VPS を借りる事になると思います。

載せるOS は ISOイメージから自分でインストールする方法もありますが、既にテンプレートが用意されている場合が多いと思います。
ですので OS はインストール済という前提です。

ここでは、VPS運営会社が提供している CentOS 7 を使いました。
提供される環境には、SSH と鍵認証が設定してあるので構築直後でもセキュリティ上も安心です。

執筆時点では CentOS Stream 9 が最新ですが CentOS 8 の突然のサポート切れでとりあえず7で様子見です

Windowsで動かす

 とりあえず試すだけなら普段使っている Windows PC でも動かせます。
また、サーバーを借りていても Linux 上で直接プログラムを書いたりデバッグしたりする事はあまり無いと思います。
公開するサーバーでは費用面でメモリを節約したいので GUI ツールは使いません。
Windows 上で、eclipse 等のGUI ツールを使って開発、動作を確認してサーバーに上げるという使い方が便利です。

公開を前提としないので、Apache をインストールするかどうかはケースバイケースです。
SSL 化する必要も無いので、Tomcat 単体でも良いですし、場合によっては IIS という選択肢もあります。
個人の運用では IIS は不要ですが、会社で AD(Active Directory)を運用していると、IIS を使うと SSO(Single Sign On)を構築するのが簡単です。
次頁 »