JSPで行こう!

ServletとJSP

書籍の多くは、Servlet と JSP は使い分けるように書かれていますので、
もう少し、補足しましょう。

要は、Servlet で出来る事は、JSPでも出来るということです。

Q. JSPって画面だけに使うのがセオリーで、しょせん Servlet も併用する必要があるでしょう?

A. JSP に処理を書いてはいけない、ということは無いです。

確かに、java の MVC モデルでは JSP は"View"に相当するので、ロジックは書かない決まりです。
でも、実際には繰り返しや条件で表示を動的に変える事が多く、その為にカスタムタグを使ったり
かえって可読性が悪くなります。
私が JSP を使っていて、機能的に Servlet を直接書く必要に迫られた事は一度もありません。
ただし、複雑な処理は、Java の class は使います。

Q. Servlet に比べて JSP の良い点は?

A. 一番は html を書くのが簡単です。

いくつもあります。
まずは、html や javascript がそのまま書ける事です。
コンパイルも自動で行われるので、インタプリタ感覚で実行できます。
Servlet のような web.xml へのマッピングが不要です。
JSP から Servlet へのプリコンパイル時に、構文チェックが行われるので、スペルミスもさほど苦になりません。

さらに、プリコンパイラならではの機能もあります。
include によって、他の JSP のソースを組み込めるので、 重複するソースコードの共有が容易です。

 

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