JSPで行こう!

JSPのソースの構成

JSPでアプリケーションを書く場合の基本的な書き方です。

一般の書物で解説されているような、MVCモデルのVIEWとしての使い方ではありません。
もちろん、自由に書いていただいても良いのですが、私がこれまでいろいろ作ってきて結局行き着いたところが「こんな感じ」といったところです。

次が基本方針になります。

◆ 一つの JSPファイルで完結させる

自分自身に submit(POST) して、表示処理もデータの更新処理も両方行います。

複数のソースファイルを編集する必要が無いので、見通しが良いです。
テストも簡単です。
ただし、1000行を超えるようなものは分けたほうが良いと思います。

ソースの中の構成

  1. リクエストの取得と解析
  2. リクエストに沿った処理
  3. 表示処理(HTML)

処理と表示(HTML)のソースコードを分けたほうが良いと思いがちですが、表示でも、ループ処理や
条件分岐が入る事があるので、結局分けられない部分が出てきます。
MVCモデルの JSP のサンプルのソースを見ていると、簡単なものまで無理やり Java Beans やカスタムタグといった類を使ってループや
条件分岐を避けようとする傾向がありますが、見栄えは多少良いですが、かえってロジックが判り難くなっているように思います。

私も 1,000行を超えるような大きなプログラムは読みたくありませんが、数百行のソースをあえて分けて、
全体の見通しを悪くしては元も子も無いと思います。

もう少し具体的な例を挙げると、次のようになります。

<%
  // ① リクエストの取得
  String hoge = (String)request.getParameter( "hoge" );

  // ② リクエスト別の処理
  if( hoge != null && !hoge.trim().equals("") ) {
    // 処理
  }

// ③ 表示
%>
<html>
<body>
    内容:<%=hoge%>
</body>
</html>
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