デザインとして、マテリアルデザインのMUIを使っています。
「グリッドデザイン」という考え方があります。
"MUI では、Bootstrup のグリッドシステムの考え方をそのまま踏襲しています"
とありますが、私はそもそも良く理解できていません。
基本的には、画面を12の列に分割して、コンテンツを収めていくということのようです。
また、この考え方に沿って作れば、レスポンシブにも簡単に対応できる、というものです。
なぜ、「12個」で固定?といのはさて置き、私は当初、最低必要な幅を指定しておけば、デバイスによって
適当に再配置されるものとばかり思っていました。
実はそうではなく、大画面でもスマホでも常に画面は12分割なんですね。
「じゃあどうやって自動で再配置するの?」
となるわけですが、いちいち「このサイズでは、これだけの幅必要なんです」と記述するらしいです。
つまり、大きな画面ではコンテンツが指定通り横に並ぶのだから、要はスマホのような小さい画面の時だけ、
「これを表示するにはこれだけの幅が必要なんです」と書いておけば済みそうなものですが・・・。
どっこい、大きな画面の場合も書く必要があるようです。
不精な私的には、あまり面白くないです。
しかも、12分割は物理サイズだけでなく、ブロック要素内でも12分割になるので、話がややこしくなります。
ブロック要素を考慮してまで、いちいちサイズ指定するのは何のために使っているのか判らなくなります。
私が違和感を持つのは、class の名前に規則を設けていることです。
class 名で css を識別するのはそれほど違和感は無いのですが、「名前の付け方で動作を変える」という発想は
やり過ぎな気がします。グリッドシステムでは、
col-[画面のサイズ]-[グリッド数]
という規則ですが、これ"全ての組み合わせを定義している?"と疑問に思います。
グリッドシステム以外でも画面サイズを考慮しているものは同じです。
どうりで、BootStrup は"重い"とか言われる訳ですね。
MUI のカスタマイズで、 Sass(メタ言語)が使われる意味が解ったように思います。
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